●フランス語攻撃

2002年6月19日 第2回定例会(第9号) 
◯六番(山加朱美君) 知事は、東京が魅力あふれた千客万来の世界都市となるため、総力を挙げて取り組むとおっしゃっています。国際都市としての東京のバリアフリーについて、知事はどのように考えていらっしゃるのか、ご所見を伺います。

◯知事(石原慎太郎君)(前略)日本人は、どうも外国人に接するに非常に不器用で、非常にティミッドで、それがまた相手から誤解を受ける節がないでもないと思います。こういったものは、私たちが住んでいる世界が、時間的、空間的に狭くなることでだんだん淘汰されていくと思いますし、例えばフランス人のように、ある意味で非常に頑迷な、片言のフランス語を話すと知らん顔をしてわからないようなふりをする、そういった国民性も、今日ではかなり地方に行きましても、フランス人もまた英語をしゃべらざるを得なくなって、しゃべるようになりましたし、下手くそのくせに、日本語とか英語をしゃべって近づいてくるイタリアとはかなり対照的なフランスも、大分変わってきましたが、違った意味で、日本はやっぱりそういう日本人のDNA的な性状というものを自分からも意識して変えていくことで、おっしゃるように、心のバリアフリーもかなえられていくんではないかと思っております。

2003年2月12日 第1回定例会(第2号) 
◯百七番(石井義修君)公明党
国語力の低下に対する認識と見解、さらに、ただいま指摘した国語力強化への具体的な提案にいかに対応されるのか、知事並びに教育長の所見を伺います

◯知事(石原慎太郎君)
国語力の低下についてでありますが、今お話の中に、国語を苦手とする子どもが三〇%、四〇%いるということに、私いささかショックを受けました。今日の日本語が、正当な日本語であるかないかということは、人によって論が違うでしょう。時代が変わり、表現力が変わってくると、国語もまたその影響を受けて、ある世代から見ればわけのわからぬ言葉も流行するということでありまして、フランスのような国では、非常に保守的でありますから、過剰に自国語に自信を持ち過ぎて、ろくに数の勘定ができないフランス語というのは、やっぱり国際語として脱落していきましたが、しかし一方では、アカデミーは、お酒をまぜてつくるカクテール、コクテールという言葉をフランス語として入れるか入れないかに、十年以上の時間を費やして審議したという事例もございます。

2004年10月19日 The Tokyo U-club 設立総会における都知事の祝辞

いずれにしろ〔東京都立四大学の廃止・統合、新大学の設立を〕実現していこうというふうにすると非常に抵抗がありまして、お釈迦様がかねがねおっしゃっていましたけど、人間てのは物事の変化ってものが一番怖い、新しいですね、事態というものを迎えいれることは、非常にできにくい、本質的に非常に保守的な動物生物でありますけれども、今度のこの大学の構想もですね、先般もなんかあの一部のバカ野郎〔経済学部のCOEグループ〕が反対して文部省の科学研究費、金が出なかった、あんなものどうでもいいです。こういうのを反対する連中はですね、本当に==、保守的というか退嬰的な人たちばかりでですね、誰がどうなのか私はつまびらかにしませんが、いずれにしろその過程で聞きましたのは、ドイツ語の先生が十数人いて受講者が4人しかいない、フランス語の先生が8人いて受講者がひとりもいない。私はフランス語昔やりましたが、数勘定できない言葉ですからね、これはやっぱり国際語として失格しているのもむべなるかなという気がするんですが、そういうものにしがみついている手合いがですね、結局反対のための反対して、高橋〔高橋宏・新大学理事長、当時、理事長予定者〕もいいところがあるんだけれども、これも親分肌で窮鳥懐に入りやがれって、わっはっはってなんでも言うことを聞くから最後にはそこにつけ込まれちゃって==したんですけれども、いずれにしろここまでこぎつけまして、先般もちょっと具体的なことは忘れましたけども、あれもまあこのプロセスの中の、いわゆる反対のための反対しかできなかった連中の笑止千万なですね、なんていうんでしょう、反逆にもならない反逆で、ああいったもの何の痛痒も感じませんが、いずれにしろそういうものを超えて私たち、新しいですね、大学のひとつのパターンとしてですね、作り上げていきたい。
  
http://www7a.biglobe.ne.jp/~mcpmt/gorokujp.html#07
より

2005年7月15日(金) 定例記者会見
15:06〜15:18
【記者】先日ですね、去年10月の知事の発言の「フランス語は数を勘定できない言葉で、国際語として失格しているのはむべなるかなという気がする」とおっしゃったことに対しての提訴がされたんですけれども、それに関するコメントというか、ご感想を聞かせてください。

【知事】それと11だな。4つの20と11。これはやっぱり困るんじゃないの。普通だったら、フランスのかつての植民地、例えばタヒチなんか行くと、向こうの原住民はよっぽど合理的で、ソワサント、その後ね、サンク、スィス、セット、ユイット、ヌフ、ディスでしょう。つまり、70=セタントとか80=ユイッタントという言葉を彼らがつくって言っているのよ(※)。ね。だから82のときは、4つの20と2なんて言わないの。
※スイスで使われているフランス語でも10進法による数体系となっており、70=セタント、80=ユイッタントという言葉が使われている。

 僕は、フランス人というのは自分の国語に非常に沽券を持っていてね、かつてアカデミーで、コクテール(カクテル)という世界中に普遍してきた言葉がフランス語として妥当かどうかというのを10年ぐらいかかって議論した。これはまあ、一つのプライドかもしらないけどね。

 かつて外交官の公用語としてフランス語というのは幅をきかせたけれども、世界が狭くなっていろいろな問題が出てきてね。特に非常に国際関係で重要な要因である科学技術の討論をしたり協定したりするときに、非常に厄介なんでね。そういうことからだんだん外れていったんですよ。

首都大学東京の改革に反対している先生の多くは語学の先生だった。調べてみたら、8〜9人かな、10人近いフランス語の先生がいるんだけど、フランス語を受講している学生が1人もいなかった。ドイツ語の先生が12〜13人いてね、ドイツ語を受講している学生が4〜5人しかいなかった(※)。たしか、正確な数字は忘れましたけれども。私は、ある慨嘆を持って報告を聞いたんだけども。

※平成15年度当時の在学生数(昼間部の学部生数)については、仏文学専攻17人、独文学専攻16人。このうち、新2年生(専攻選択は2年次に行う)の数は、仏文学専攻0人、独文学専攻2人。また、全学生のうち、ドイツ語を履修した学生は1522人、フランス語を履修した学生は920人。同年における専任教員数は、仏文学専攻11人、独文学専攻18人。

 まあこれはね、イギリスが十進法と十二進法のペンスとシリングですか、ああいう通貨の使い分けをしていて、非常にその周りが不便でね。外国から言われて、結局十進法に統一したんでしょうかね(※)。やっぱりそういう努力を、国語の改革というものにも施さないと、言語そのものが、何か不便さで忘れられていくというのは非常に残念な気がいたしますね、私は。
 略
 ということを申し上げたので、フランス語の先生たちはうっぷんやる方ないかもしらぬけれども、それだったらフランスの政府に文句を言ったらいいんでね。まあ、政府がそれをどう受けとめるか知らないけれども。私はフランス語を愛し、フランスの文化を愛した人間として、先進国の東京の首都大学で語学に対する学生たちの需要というのも、フランス語に関しては皆無に近いということは、残念だけじゃなしに、フランスもそういう事実というものを認めて。私は、それから先どうしろこうしろと言う資格はありませんがね。

2005年9月16日(金) 定例記者会見
15:00〜15:12

【記者】アジアの大都市の水道事業の中で、東京都の水道の技術を、協力とかそういうものというのは、アジアネットを利用していく考えはありますか。
【知事】それはこちらも宣伝はしていますしね。ただ、フランスみたいにいいかげんな国が、かつての統治領だったインドシナ半島で何か事業に乗り出そうとしているけど、フランスの水なんか飲めたもんじゃないしね。みんな、だからエビアン飲んでいるんでね。日本の事業を持っていったら、水量はたくさんあるわけだし、水質の問題もあるかも知れないけど、もっとましな水道事業を展開できると思うし、そういうことを、大都市ネットワークを通じて大いに宣伝もしますし。また向こうの予算、財政の事情があるでしょうけど、とにかく安心して飲める水が非常に少ない。それを供給している国が少ないという現状ですから。お金もかかるかもしれませんが、日本の技術は、大いに東南アジアの人たちに役に立つと思いますからね。

 本当に、どことは言わないけど、あっちを旅行していると、歯磨くのまでミネラルウォーターで磨くという人がいるぐらいでね。まあそこまで気を遣わなくても、顔も洗って顔が曲がることはないが、もうちょっといい水を提供できれば、いろんな心配が減ると思いますな。それは日本の技術はそういう点で最高ですから。

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