それではここで、生き物がすむにはどんなことが必要か、考えて見ましょう。
1.そこに食べ物がある。
これは、すぐわかりますよね。
2.そこに、すみかがある。
子どもを産んだり、かくれたりできることですよね。
3.天敵(てんてき)がいない
天敵が多いと、みんな食べられてしまう。でも全く天敵がいなくても、増えすぎて生きていけなくなることがあります。
では、ここで話題をイノシシから急に変えて、みんなも良く知っているプールのヤゴ救出の話をします。
| ヤゴの種類 |
平成13年の数 |
平成12年の数 |
| アカトンボ型 |
1116 |
6803 |
| シオカラトンボ型 |
0 |
32 |
| オオシオカラトンボ型 |
65 |
1 |
| ギンヤンマ |
350 |
0 |
| イトトンボ型 |
3 |
0 |
| 合 計 |
1534 |
6836 |
これは、上小でヤゴ救出をはじめて行った平成12年と、その次の年の平成13年にとれたヤゴの数の比較をした表です。
平成12年のときは、前の年に特に準備はせず、そのままの状態でヤゴを救出しました。
そのとき救出されたヤゴは、アカトンボ型のヤゴがほとんどで、約6800匹とれました。
その後平成12年秋に、水泳の授業が終わったあとで、プールに草を入れました。
翌年、平成13年にヤゴを救出したところ、これだけの大きな違いが出たのです。
まず、前の年にはいなかったあの大きなギンヤンマのヤゴが350匹もとれました。
一方アカトンボ型のヤゴは減ってしまいました。ギンヤンマに食べられたのでしょうか。
どうして草を入れたら、前の年にはいなかったギンヤンマのヤゴが現れたのか、わかる人いるかな?
アカトンボは水面にちょんちょんと卵を産んでいくのだけれど、ギンヤンマは植物のくきに卵管をさして、卵を産むのです。
だから、草を入れたことによって、ギンヤンマが卵を産める環境がプールの中にできたのです。
こういう風に、ちょっと環境が変わるだけで、すむ生き物まで違ってくるということを、知っておきたいよね。
|