第11回 しぜん教室(上石神井小学校まわりの春から初夏の身近な自然)の開催

2000年5月27日


初夏の日差しが日に日に暑さを増してきます。しぜん探検隊は「上石神井小学校まわりの春から初夏の身近な自然」と題し、春のしぜん教室を開催いたしました。

運動会の前日だったにもかかわらず、大人、子どもを合わせて総勢98名が手に手に虫メガネや植物図鑑を持って、このイベントに参加してくれました。

参加者には「植物の葉の特徴」、「校内の地図」、「上小の植物 記録用紙」といった用紙が、あらかじめ渡されました。

そして、本日の「案内人」田中つとむさんから、今日のしぜん教室の内容について説明がありました。まずは田中さんより野草の観察のポイント(花、葉、茎の特徴の見つけ方)を教わった後に、「外にいって今からいう3つの植物を見つけてみよう」という課題がみんなに出されました。

田中さんが出した課題の野草は「ビロードモウズイカ」「キュウリグサ」「ハキダメギク」の3つです。

「ビロードモウズイカ」はまるでビロードのような手触りであること(実際にビロードの生地をみんなでさわってみました)、「キュウリグサ」は花の拡大写真を見せてもらった後、茎や葉を揉むとまるでキュウリのようなにおいがするよ、というヒントをいただきました。

「ハキダメギク」はそのおもしろい名前の由来と、花の拡大写真を見せていただきました。以上の田中さんからのヒントをもとに、この3つの野草が校内のどこに生えているのかを、探してこなければなりません。


参加者は約20名ずつの5つのグループにわかれ、校内の野草探検に繰り出しました。
課題になった3つの植物は、いったい学校のどこに生えているのかな?

「ぼくハキダメギクなら知っているよ!」という声がして、みんなが北校舎裏の畑に集まりました。
「ハキダメギク」のそばにも「ハハコグサ」「トキワハゼ」「カタバミ」などが、かわいらしい花を咲かせています。

いっぽう「キュウリグサ」の前ではみんなが真剣な顔をして葉を揉んでいます。
「ほんとうにキュウリの匂いがしたよ!」という声があちらこちらで聞かれました。

「ビロードモウズイカ」という変った名前の野草は、畑の東側のフェンスのそばにありました。
葉をさわってみて、「本当にビロードみたいだ・・」とみんなびっくり。

ビロードモウズイカはこれから黄色の花が咲きます。
花が咲く頃には、2メートルにも達するほどの高さになることもあります。

この日来ることができなかった上小のみなさんも、ときどき裏の畑をのぞいてみてください。

たくさんの野草とめぐりあって、名前もちょっぴり覚えた後、みんなは今日の記念に押し花のしおりを作ることになりました。

今日見た野草の中からお気に入りの花や葉を取ってきて、電子レンジで乾燥させた後、台紙にテープで貼り付けると、しおりができます。世界でただ一つの、自分だけのオリジナルのしおりができあがりました。


ここでは「押し花教室」という電子レンジ専用の押し花を作る道具を使いました。

「押し花教室」をもっていなくても、家庭にあるものを利用して同じように作ることができます。

用意するものはグラタン皿のような底の平たい耐熱皿2枚、耐熱皿の底と同じくらいの大きさの薄いスポンジ2枚、そしてコーヒーのペーパーフィルターです。
まず押し花にしたい素材をペーパーフィルターの間にはさみます。そのペーパーフィルターをスポンジ2枚ではさみ、さらに耐熱皿2枚の底を内側にして、サンドイッチのようにはさみます。そのまま電子レンジの中に入れて、様子を見ながら「レンジ強」で加熱します。(薄いものは30秒くらい、厚いものは1分くらいを目安にします。)
加熱したらフィルターから素材をはがします。完全に乾いていたらできあがりです。

みなさんもぜひ試してみてください。


最後に田中さんより、これからも野草を見て歩くことの楽しさを味わって欲しいということ、今日気づかなかった野草についても今後発見していって欲しいというお話があり、しぜん教室は終了しました。

この日の課題になった「ビロードモウズイカ」「キュウリグサ」「ハキダメギク」の画像については、
上石神井周辺の生き物たち(画像集)をごらんください。