第1回しぜん探検隊設立についての話し合い

1999年7月18日(日)


本校理科教諭:古田島滋先生の呼びかけで、この日「学校ビオトープ準備委員会」の初会合が開かれました。
参加したのは、上小の保護者を含む地域の人たち9名と、平岡校長先生および担当となる先生方(古田島先生、松田先生、高木先生の3名)です。

「トンボ池」作りを中心に身近な自然環境を広く見つめ直す活動をしていこうというのが、この会合のテーマでした。

長年、水辺のなかった学校に「トンボ池」を作り、またそれを維持管理しながら、同時にこの上石神井の町に今も残る自然を見つけたり、 自然を呼び戻したり、復元したりする方法をみんなで探る息の長い活動をしていきたい、という先生方の説明に同意したメンバーは、「学校ビオトープ準備委員会」あらため、「上石神井小学校しぜん探検隊」を正式名称に決定しました。


まず、トンボ池が作られるまでの過程について、松田先生より説明がありました。


学校のプールは、水泳指導が終了した後も防火用水としての役目があるので、水をはったままの状態になっています。
するとそこにトンボがやってきてプールの水に産卵します。あるものはヤゴで冬を越し、卵で冬を越したものは春先に孵化しヤゴとなるのですが、6月初旬になると、水泳指導が始まるために、ためていた水はすべて捨てられプールも消毒されてしまいます。プールで育ったヤゴはその時点で死滅することになります。

数年前より、松田先生が消毒する前のプールにネットを入れ、一部のヤゴを救出し、羽化させる試みをされていました。救出したヤゴは学校のミニたんぼに放されたり、ヤゴが欲しい児童に分けられたりしていましたが、今年は、ずっと使用されていなかったプールわきのカラ池に水をはって、その池を「トンボ池」として利用することにしたのです。

「トンボ池」に水がはられたおかげで、プールから救出されたヤゴはもちろん、他にもゲンゴロウやアメンボの仲間がやってきたり、トンボ池の水路を利用して作った「たんぼ」のイネに、イトトンボが産卵をしに来たり、今まで見ることができなかった生きものが上小にやってくるようになったそうです。

今後、この池をどのような形で利用していくのか、またこの池をどのように改修していけば、さらに多種の生き物を呼ぶことができるのか、といったことを、子どもたちと教師、そして保護者や地域の人たちが、一緒に考え、それぞれの立場でできることを進め、また情報を交換しながらお互いに支え合っていこう、という活動の主旨が明確にされ、初回の会合は終了しました。