オーバービー博士 東京講演
2003年10月25日集会 星陵会館(千代田区永田町)
人類の英知である憲法9条を世界の国の憲法に(第9条の会東京)
本当は日本から始めるべきだったのにアメリカで既にやってる人がいたとは(^_^;))
下記は第9条の会の創始者オーバービー博士を招いての講演会のビデオです
ながーい開会のあいさつをする國弘正雄さん(元社会党参議院議員で現在エジンバラ大学特任客員教授 (^_^;)
同時通訳で活躍されていた頃の国弘さんを思い出して、なつかしかった。
でもあれからもう30年ぐらい経つのか (^_^; (國弘正雄氏を囲む会)
なぜか「連帯あいさつ」と言うことで、きれいな元スチュワーデスの人があいさつ(^_^;
「連帯あいさつ」という表現そのものが私には初めてで、何かふるーいイメージを受けた。
航空労組連絡会議というところからのあいさつだったけど (^_^;
高齢で足が少し悪いようでしたが、声は非常にはっきりしてお元気そのもの
スライドを使って現在のアメリカ政府の実態をわかりやすく説明してくれました。
質疑応答の回答とインターネットでもっとこのような運動を広げよう、とのメッセージです。
最後、このビデオには撮影できなかったのですが、事務局の人が、ブッシュ大統領はこの前、日本に18時間しか滞在しなくて、日本に多額のお金の要求と武器を売り込みにきましたが、このオーバービーさんは、1ヶ月も滞在して、日本の平和、そして世界の平和のために講演を続け、日本各地をまわります、と言ってたことが印象に残りました。
なお、これを東京で主催されていた方たちの連絡先は
「第9条の会・オーバー東京」
TEL 03−5377−5885
FAX 03−6762−3233
E−mail a9s@galaxy.ocn.ne.jp
この会の事務局の代表は
「第9条の会・日本事務局」代表
勝守寛(中部大学名誉教授)
487-0006 春日井市石尾台2-9-13
電話: 0568-91-0698
Fax: 0568-91-0827
E-mail: hiroshik@quartz.ocn.ne.jp
郵便振替口座: 00830-5-19193 第9条の会・日本事務局
また下記は、去年の憲法記念日に来日されての私たちへのメッセージです。
第9条を守ろうと望む日本の友人の皆さんへ
2002. 5. 3 憲法記念日に際してのメッセージ
チャールズ・オーバービー
第9条の会創始者・オハイオ大学名誉教授(工学部)
第2次大戦兵士・朝鮮戦争爆撃機パイロット
2002年の憲法記念日に際し私が非常に気がかりなのは,「第9条」と呼ぶすば
らしい英知が年ごとに一層ひどい破滅に向っているように思えることです.米国
政府は自国の軍事勢力を全地球的に強力に展開するために,昨年9月11日に起こ
った恐ろしい悲劇的事件を利用して,オーウェルのいう「永久戦争」状態にして
います.このことはさらに「第9条」を略奪する手助けになっています.
主権を有する平和愛好の日本市民の皆さん,あなた方は今や半世紀以上にわた
り日米両政府が公然とまた密かに行なってきた「第9条」の破壊行為の最終段階
に直面しています.日本政府は現在,米国の戦争作り計画と目的に追従的に応え
て,米国が始める戦争に日本が容易に参加できるようにするために,「有事法
制」を成立させようと目論んでいます.1997年9月に発表された「日米防衛協力
のためのガイドライン」の中にオーウェルの作品のような欺瞞的な言葉があるの
を思い出して下さい.このガイドラインによれば,日米防衛協力は「日本の周辺
事態」において要求されることになっていますが,「この周辺事態というのは,
地理的ではなくて状況的である」と二枚舌的表現で定義されています.
日本の主権をもつあなた方が,団結し共同して活動に必要な人々と資金を集
め,非暴力的に継続して,日本中の各地域で抗議運動をすること,とくに国会と
首相官邸のまわりで強く抗議デモをすることは効果があると思います.第9条を
守ることができるのは,日本国憲法が述べるとおり,主権をもつ日本市民のあな
た方だけなのです.
あなた方の抗議やデモで,声を大にしてはっきりと日本政府につぎのことを要
求して下さい:政府が第9条の存在を恥じるような思考をしないで,むしろ第9条
を輝く名誉の印として掲げ,戦争の防止,紛争の解決のために,多くの非暴力,
非軍事の方法があることを全地球の人々に示すという,世界的レベルの指導力を
発揮する役割を担うことが大切です.
あなた方はまた,日本政府が米国につぎのことを強く伝えるように要求する必
要があります.(1) 傲慢でばかげた危険なミサイル防衛の愚行を日本へ押し付
けるのを止めること.(2) 日本の領土から着実に米兵士を退去させ,日本への
軍事的駐留の撤収を開始すること.(3) 2000年6月に始まった南北朝鮮間の平和
的和解の道を阻害しないこと.
第9条を守ろうとする皆さんの努力が成功するようお祈りします.
(訳文責: 第9条の会日本事務局 勝守寛)
戦争への道を歩むのは止めよう!