我が家に地上デジタルがやってきた(^_^;)

 2006年1月10日(火) 市民メディアネットワーク 服部順治

 2006年を迎える、直前の12月29日、我が家でちょっとしたハプニングがありました。
というのは、20年来、使ってきた29型のブラウン管のテレビが叩いても、映らなくなってしまったのです。(その数日前からいろんなところを叩いたり、さすったり(^_^;)して使っていた)

 「こんな暮れも迫って、お金がかかるなんて」という仕方なさと、ようやっと新しい機能付きのハイビジョンテレビが買えるという嬉しさも半分(^_^;))あって、量販店に娘と行き、32型の液晶TVを注文して、大晦日にそのTVがやってきたのです。そしてハイビジョン画像のきれいさに嬉しくて、BSのチャネルをあっちこっち回して、ハイビジョン放送番組を探し、そのたびに画面を見て感心したのでした(^_^;)。

 ただこの液晶TVがやってきて感じたことが3つ、ありました。

 1つは液晶TVの表示反応速度の遅さです。(つまり動きのはやい画面があると、その表示に少し残像感があること) あまり最初は気にならなかったのですが、別の部屋にある古いブラウン管のTVを見て、液晶TVを見ると、つい気にな るのです。(その点、プラズマに優位性があるみたいですが、プラズマはプラズマで少し画面が暗い、などの欠点があるようです)

 2つ目は地上デジタル放送を見ようと思ったら、UHFアンテナが 立ってないことに気づいたことです。15年ぐらい前に家を新築したときは、まさかUHFがそんな役割を担うとは知らなかったので、VHF用のアンテナしか立ててなかったの でした。簡易的に設置できるUHFアンテナを量販店で8000円ぐらいで売っていたので、ベランダに自分で設置しようかとも思ったのですが、別の部屋のTVにも将来つな ぐだろうし、結局、量販店の紹介してくれた専門業者にUHFアンテナ込みで15000円で立ててもらうことにしました。(アンテナ取り付け業者の人の話では、まだ 東京都内の私の家のまわりでは、UHFアンテナが地上デジタル放送を発信している東京タワーの方向に向いているのは少ない、と言ってました。)

 3つ目はデジタル放送されている番組でデータ放送用や双方向のデータをやりとりするのに、ほとんどが電話をかけてプロバイダに接続する、ダイアルアップのアナログ方式を前提にしていること でした。地上デジタルの液晶TVそのものはLANのイーサネットでブロードバンドの常時接続も可能なようになっているのに、双方向の番組そのものは、まだ、このダイアルアップを 基本にしているため、いちいち10円ぐらいの電話代が別にかかってしまうのです。「なんで今更、ダイアルアップなの」とぶつぶつ言いながら、インターネット環境の現状に全然、合わない 仕組みに一人で文句を言っていました(^_^;)。(それが顕著なのは各局での個人IDや個人情報の登録方法で、テレビのリモコンで郵便番号を入れると、住所に変換してくれる、そのサービス だけを呼び出すために、ダイアルアップして10円課金される仕組みなのです。こんなの、もう時代遅れも、はなはだしいし、各局ごとにIDを設定する面倒もあるのですが、この辺も各局が協同して 、少なくとも現状のインターネット環境を前提とした、統一したやり方を決めてもらう必要があるな (^_^;))

 なお、このインターネット接続の件に関しては、無線LANでインターネット接続をしている我が家の現状に合わせて、TVのイーサネットのLANポート(コネクタ)には無線LAN用の無線アダプタ(子機)をつけ、常時接続のインターネットに接続してい ます。この作業を行うにあたっても、ある程度、パソコンに詳しい私でも難しい作業だったので、一般の人ではとても無理ではないかと思います。
 このことから、テレビもかなりインターネットや無線LANとの接続、そして今後の番組録画のためのビデオホームサーバとの接続を意識したインターネット家電の大きなひとつとな るのですから、一般の人でも、もっと簡単に扱えるようにはなっていくでしょう。その意味では、家庭においては、テレビがパソコン化するのが早いか、パソコンがテレビ化するのが早いか、今、まさにその競争の途上にあるということでしょう。 (外では携帯電話とノートPC?そう言えば、最近は個人の情報ツールとしてのPDAそのものもあまり聞かれなくなってしまった。やはり携帯電話やノートPCにとりこまれつつあるのだろうか?また、ビデオホームサーバーをさらにインターネットで共有利用できるような仕組みがインターネットのWebディスクを利用することにより、実現できるように思う。そのことより録画するのを忘れた番組などをお互い、内部的に共有して見ることができるようになるのだけれど。もちろん著作権的にはいろいろ問題があり、クリアしていくべきだろうけど。(^_^;))

 はてさて、最初の地上デジタルの話に戻ると、今後、地上デジタル関連の機器は広がっていかざるを得ないな、と言うのが私の実感でした。(あんなハイビジョンのいい画像を見 つづけたら、もう、アナログの世界には戻れないだろうな、と(^_^;))そして、ここ数年、この広がりは現状のアナログテレビが見えなくなる2011年まで、好むと好まざるとに関わらず、指数関数的に伸びてい かざるを得ないでしょうね。(以下のような意見もあるのですが(^_^;))
 地上デジタル放送、現行計画「すでに破綻」の決定的な理由10

 http://www.aa.alpha-net.ne.jp/mamos/digital/hatan.html

 よりよいものを求めるために、大量生産、大量廃棄のサイクルにまだ自分も乗っかって生活している、という罪悪感を感じつつ....。リサイクルで引き取られていくブラウン管の重たいテレビが業者の手により運び出されるとき、今まで見慣れていたモノが去っていく寂しさを、そのテレビを妻と買った思い出にくるみながら、まるで死者との別れであるかのように、玄関で見送ったのでした。

ホーム